ひと・人– tax –
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すきがましきあだびとなり 好きがましきあだ人なり 好きがましき徒人なり 02-007
光源氏は「さしもあだめき目馴れたるうちつけの好き好きしさなどは好ましからぬ御本性/02-004」とあるので、光と頭中将は女性に対しては正反対の性格が割り当てられている。「好きがましき」は要するに女たらし。「あだ」は「まめ」の反意語、女性に対して... -
おもふやうならむひと 思ふやうならむ人 おもうようならむひと 思うようならむ人 01-182
藤壺みたいな人。藤壺でなくてもよい点に注意したい。紫の上などが想定されているだけでなく、藤壺への愛は実を結ばないものであり、そのゆかりを追い求めるのが、源氏物語の構造になっている。 かかる所に思ふやうならむ人を据ゑて 住まばやとのみ 嘆か... -
ははみやすんどころのおんかたのひとびと 母御息所の御方の人びと 01-179
「母御息所の、御方の人びと」ではなく「母御息所の御方の、人びと」である。「母御息所の御方」が桐壺更衣。人々は桐壺更衣付きの女房たち。貴族は一人で行動することはなく、さまざまな情報を取り次ぐ女房たちを通して得るため、女房たちが有能か、仕え... -
おんかたがたのひとびと 御方々の人びと 御方々の人々 01-177
「御方々」は光源氏および葵の上を指す。従って語り手からの呼び方である。左大臣邸でその方々にお仕えするお付きの女房たちが「人びと」。 御方々の人びと 世の中におしなべたらぬを選りととのへすぐりて さぶらはせたまふ 婿つきの女房も娘つきの女房... -
くらひと 蔵人 01-148
原文「くら人」は「くし人」の誤写とされ、大蔵卿がくし人の役をつとめるとの解釈もある。古く蔵人が理髪の役をしていたらしく、大蔵卿が蔵人役である理髪を行ったとの説もある。原文を変更しない点でこちらを採用する。 大蔵卿 蔵人仕うまつる 大蔵卿が...