D:古典一般に見られる語彙– tax –
-
おほかたのよ おほかたの世 おおかたのよ おおかたの世 大方の世 02-048
世間一般の男女の関係。一夫一婦制が確立する以前の状況である点に留意したい。 おほかたの世につけて見るには咎なきも わがものとうち頼むべきを選らむに 多かる中にもえなむ思ひ定むまじかりける (頭中将)普通のつきあいをする分には難がなくても、... -
をんなにてみたてまつらまほし 女にて見たてまつらまほし まほし 02-046
光源氏を女に変えてとの解釈と、話者が光源氏の愛人になってとの解釈がある。源氏物語にはここ以外にも同表現が使われている「(光るは兵部卿宮を)女にて見むはをかしかりぬべく/@」「(兵部卿宮は光るを)婿になどは思しよらで、女にて見ばや/@」「(... -
すぐれてきずなきかたえらび すぐれて瑕なき方の選び 02-044
正妻を選ぶ際にはの意味であろう。正妻選びには家柄 権勢などの他の要素が必要である。なお、「すぐれて」は一語の副詞で、特にの意味。 すぐれて疵なき方の選びにこそ及ばざらめ さる方にて捨てがたきものをは とて式部を見やれば わが妹どものよろし... -
かたかど 片かど 02-043
才能の片鱗の意味。雨夜の品定めでは、主に手紙の書き方や琴や笛などの芸事に使用される。頭中将は、生涯頼みとする女性を選ぶ基準として「片かど」は不要とするが、左馬頭は遊び相手として「片かど」を捨てがたく肯定的に捉えている。 父の年老い ものむ... -
ゆゑなからず ゆえなからず ゆゑなし ゆえなし 02-043
由緒や格式あるものではないものの。 父の年老い ものむつかしげに太りすぎ 兄の顔憎げに 思ひやりことなることなき閨の内に いといたく思ひあがり はかなくし出でたることわざも ゆゑなからず見えたらむ片かどにても いかが思ひの外にをかしからざ...