D:古典一般に見られる語彙– tax –
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ゆつろふ ゆつる 移る 02-050
移って行く。移るの意味の「ゆつる」に、進行の「ふ」がついた形。譲るの意味では「ゆづらふ・ゆつらふ」である。意味からは「譲り合う」で通らないでもないが、上が下に譲ることは、時代意識に反する。やはり「移る」の意味であろう。 されど賢しとても ... -
ひろきに 広きに ひろき 広き ひろし 広し 02-050
ヒエラルキーの上位にいる少数者から下位の多数者である民草へ広がること。 されど賢しとても 一人二人世の中をまつりごちしるべきならねば 上は下に輔けられ 下は上になびきて こと広きにゆつらふらむ (左馬頭)といって大人物がいくら優れていても... -
しもはかみになびき 下は上になびき しもはかみになびく 下は上になびく なびき なびく 02-050
徳による順化、すなわち、草が風になびくように上の者の徳に下の者が靡くの意味、斐然嚮風(漢賈誼『過秦論』)。 されど賢しとても 一人二人世の中をまつりごちしるべきならねば 上は下に輔けられ 下は上になびきて こと広きにゆつらふらむ (左馬頭... -
よのかため 世のかため 世の固め 02-049
重鎮。結婚生活でも男社会でも、真に信頼できる人はなかなかいないとの論法。 男の朝廷に仕うまつり はかばかしき世のかためとなるべきも まことの器ものとなるべきを取り出ださむには かたかるべしかし (頭中将)男が朝廷に伺候し、頼もしい国の支え... -
うちたのむ うち頼む 02-048
すっかり頼む。「うち」はすっかり。少しではない。 おほかたの世につけて見るには咎なきも わがものとうち頼むべきを選らむに 多かる中にもえなむ思ひ定むまじかりける (頭中将)普通のつきあいをする分には難がなくても、妻として信のおける人を選ぶ...