A:解釈を決定づける基幹語– tax –
-
さとがちなる 里がちなる さとがちなり 里がちなり 01-004
一般には病気による里帰りと考えられているが。「懐妊と里下がり」参照。 朝夕の宮仕へにつけても 人の心をのみ動かし 恨みを負ふ積もりにやありけむ いと篤しくなりゆき もの心細げに里がちなるを いよいよあかずあはれなるものに思ほして 人のそし... -
ものこころぼそげに 物心細げに もの心細げに ものこころぼそげなり 物心細げなり もの心細げなり 01-004
「もの」は「なんとなく」の意を添える接頭語的役割と注されることが一般的だが、「もの」は「人」と対立し、動かしがたさ、でんと居座るニュアンス。「心細げ」は、漠然とした不安ではなく、後見がないことに対する孤独感 将来不安。 朝夕の宮仕へにつけ... -
やすからず 安からず 01-003
身分の低い更衣ふぜいに出し抜かれた女御たちが心穏やかではないのはわかる。しかし、登場人物としてさして意味のない更衣たちの気持ちが穏やかであろうがなかろうが、どうでもよいはずなのに、この一文を挿入した狙いは何か、なぜ身分の低い更衣たちに対... -
もの 物 01-002
「人」に対立する語で、めざましさそのもの(「めざましさ」が物象化して目の前に立ち現れたという感覚)。軽視の対象として物扱いされているとする注もある。異論はないが、現代人には日常感覚では生じない「もの」への感覚、動かせない、思い通りになら... -
おもひあがり おもいあがり 思ひあがり 思いあがり 思い上がり おもひあがる おもいあがる 思ひあがる 思いあがる 思い上がる 01-002
単に自負の念が強い等の意味ではなく、帝の寵愛を得て次期皇太子を宿すのは私だとの激しい意気込み プライド。上流貴族の娘が宮廷生活に入る目的は御子を生み、皇太子に据えること。女御を支える一家の命運がここにかかっている。 はじめより 我はと思ひ...