A:解釈を決定づける基幹語– tax –
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なくなりて 亡くなりて なくなる 亡くなる 01-006
父大納言に対する述語はここで終わることを考えると敬語がないことになる。よってこの後に、「今はおられない」意味の述語が省略され、そこに本来敬語があったであろう。連用中止で、省略された述語にかかり、「母北の方」以下の句にはかからない。 父の大... -
だいなごん 大納言 01-006
大臣に次ぐ次官でトップクラスの貴族が独占する職務だが、大臣になれずに亡くなっていることを考えると、出世コースからは外れたことが読み取れる。 父の大納言は亡くなりて 母北の方なむいにしへの人のよしあるにて 親うち具しさしあたりて世のおぼえは... -
やうきひのためし ようきひのためし 楊貴妃の例し 楊貴妃の例 01-005
安禄山の乱。諸注は白居易の長恨歌の影響を指摘するのにとどまるが、もし帝がこれ以上政治をないがしろにしたら政変が起こりかねないし、天皇を簒奪する者(安禄山は大燕皇帝として即位)が出ないとも限らない。日本国の危機であるとの強い非難が込められ... -
ひと 人 01-005
上達人や上人が帝の側近として補佐する役割を担うのに対して、この人は一般化されることで帝からの距離を置く人と読むことができる。さらに、同じ人物であっても、帝の前にいる場合は側近として働くため帝を公然と批判できないが、陰にまわった場合には帝... -
あぢきなう あぢきなく あじきなく あぢきなし あじきなし 01-005
「無道」の訓として使用される。道から外れた行為を非難する語。 上達部上人などもあいなく目を側めつつ いとまばゆき人の御おぼえなり 唐土にもかかる事の起こりにこそ世も乱れ悪しかりけれ と やうやう天の下にもあぢきなう人のもてなやみぐさになり...