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02 帚木16章
人柄のたをやぎたる/帚木13-04
原文 読み 意味 人柄のたをやぎたるに 強き心をしひて加へたれば なよ竹の心地して さすがに折るべくもあらず まことに心やましくて あながちなる御心ばへを 言ふ方なしと思ひて泣くさまなど いとあはれなり 心苦しくはあれど 見ざらましかば口... -
02 帚木16章
障子をひきたてて暁/帚木13-03
原文 読み 意味 障子をひきたてて 暁に御迎へにものせよとのたまへば 女は この人の思ふらむことさへ死ぬばかりわりなきに 流るるまで汗になりて いと悩ましげなる いとほしけれど 例の いづこより取う出たまふ言の葉にかあらむ あはれ知らるば... -
02 帚木16章
皆静まりたるけはひ/帚木13-02
原文 読み 意味 皆静まりたるけはひなれば 掛金を試みに引きあけたまへれば あなたよりは鎖さざりけり 几帳を障子口には立てて 灯はほの暗きに 見たまへば唐櫃だつ物どもを置きたれば 乱りがはしき中を 分け入りたまへれば ただ一人いとささやか... -
02 帚木16章
君はとけても寝られ/帚木13-01
原文 読み 意味 君はとけても寝られたまはず いたづら臥しと思さるるに御目覚めて この北の障子のあなたに人のけはひするを こなたや かくいふ人の隠れたる方ならむ あはれやと御心とどめて やをら起きて立ち聞きたまへば ありつる子の声にて も... -
02 帚木16章
あはれのことやこの/帚木12-05
原文 読み 意味 あはれのことや この姉君や まうとの後の親 さなむはべる と申すに 似げなき親をも まうけたりけるかな 主上にも聞こし召しおきて 宮仕へに出だし立てむと漏らし奏せし いかになりにけむと いつぞやのたまはせし 世こそ定めな...