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04 夕顔15章
揚名介なる人の家に/夕顔01-11
原文 読み 意味 揚名介なる人の家になむはべりける 男は田舎にまかりて 妻なむ若く事好みて はらからなど宮仕人にて来通ふ と申す 詳しきことは 下人のえ知りはべらぬにやあらむ と聞こゆ さらば その宮仕人ななり したり顔にもの馴れて言へる... -
04 夕顔15章
惟光にこの西なる家/夕顔01-10
原文 読み 意味 惟光に この西なる家は何人の住むぞ 問ひ聞きたりや とのたまへば 例のうるさき御心とは思へども えさは申さで この五 六日ここにはべれど 病者のことを思うたまへ扱ひはべるほどに 隣のことはえ聞きはべらず など はしたなや... -
04 夕顔15章
修法などまたまた始/夕顔01-09
原文 読み 意味 修法など またまた始むべきことなど掟てのたまはせて 出でたまふとて 惟光に紙燭召して ありつる扇御覧ずれば もて馴らしたる移り香 いと染み深うなつかしくて をかしうすさみ書きたり 心あてにそれかとぞ見る白露の光そへたる夕... -
04 夕顔15章
君はいとあはれと思/夕顔01-08
原文 読み 意味 君は いとあはれと思ほして いはけなかりけるほどに 思ふべき人びとのうち捨ててものしたまひにけるなごり 育む人あまたあるやうなりしかど 親しく思ひ睦ぶる筋は またなくなむ思ほえし 人となりて後は 限りあれば 朝夕にしもえ... -
04 夕顔15章
子どもはいと見苦し/夕顔01-07
原文 読み 意味 日ごろ おこたりがたくものせらるるを 安からず嘆きわたりつるに かく 世を離るるさまにものしたまへば いとあはれに口惜しうなむ 命長くて なほ位高くなど見なしたまへ さてこそ 九品の上にも 障りなく生まれたまはめ この世...