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04 夕顔15章
御車入れさせて西の/夕顔06-04
原文 読み 意味 御車入れさせて 西の対に御座などよそふほど 高欄に御車ひきかけて立ちたまへり 右近 艶なる心地して 来し方のことなども 人知れず思ひ出でけり 預りいみじく経営しありく気色に この御ありさま知りはてぬ ほのぼのと物見ゆるほ... -
04 夕顔15章
まだかやうなること/夕顔06-03
原文 読み 意味 まだかやうなることを慣らはざりつるを 心尽くしなることにもありけるかな いにしへもかくやは人の惑ひけむ我がまだ知らぬしののめの道慣らひたまへりや とのたまふ 女 恥ぢらひて 山の端の心も知らで行く月はうはの空にて影や絶え... -
04 夕顔15章
そのわたり近きなに/夕顔06-02
原文 読み 意味 そのわたり近きなにがしの院におはしまし着きて 預り召し出づるほど 荒れたる門の忍ぶ草茂りて見上げられたる たとしへなく木暗し 霧も深く 露けきに 簾をさへ上げたまへれば 御袖もいたく濡れにけり 04064/難易度:☆☆☆ その/わ... -
04 夕顔15章
いさよふ月にゆくり/夕顔06-01
原文 読み 意味 いさよふ月に ゆくりなくあくがれむことを 女は思ひやすらひ とかくのたまふほど にはかに雲隠れて 明け行く空いとをかし はしたなきほどにならぬ先にと 例の急ぎ出でたまひて 軽らかにうち乗せたまへれば 右近ぞ乗りぬる 04063... -
04 夕顔15章
かれ聞きたまへこの/夕顔05-09
原文 読み 意味 かれ 聞きたまへ この世とのみは思はざりけり と あはれがりたまひて 優婆塞が行ふ道をしるべにて来む世も深き契り違ふな長生殿の古き例はゆゆしくて 翼を交さむとは引きかへて 弥勒の世をかねたまふ 行く先の御頼め いとこちた...