☆☆☆:特別な問題点はない– tag –
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03 空蝉05章
やうやう目覚めてい/空蝉03-07
原文 読み 意味 やうやう目覚めて いとおぼえずあさましきに あきれたる気色にて 何の心深くいとほしき用意もなし 世の中をまだ思ひ知らぬほどよりは さればみたる方にて あえかにも思ひまどはず 我とも知らせじと思ほせど いかにしてかかること... -
03 空蝉05章
君は入りたまひてた/空蝉03-06
原文 読み 意味 君は入りたまひて ただひとり臥したるを心やすく思す 床の下に二人ばかりぞ臥したる 衣を押しやりて寄りたまへるに ありしけはひよりは ものものしくおぼゆれど 思ほしうも寄らずかし いぎたなきさまなどぞ あやしく変はりて や... -
03 空蝉05章
若き人は何心なくい/空蝉03-05
原文 読み 意味 若き人は 何心なくいとようまどろみたるべし かかるけはひの いと香ばしくうち匂ふに 顔をもたげたるに 単衣うち掛けたる几帳の隙間に 暗けれど うち身じろき寄るけはひ いとしるし あさましくおぼえて ともかくも思ひ分かれず... -
03 空蝉05章
女はさこそ忘れたま/空蝉03-04
原文 読み 意味 女は さこそ忘れたまふをうれしきに思ひなせど あやしく夢のやうなることを 心に離るる折なきころにて 心とけたる寝だに寝られずなむ 昼はながめ 夜は寝覚めがちなれば 春ならぬ木の芽も いとなく嘆かしきに 碁打ちつる君 今宵... -
03 空蝉05章
こたみは妻戸を叩き/空蝉03-03
原文 読み 意味 こたみは妻戸を叩きて入る 皆人びと静まり寝にけり この障子口に まろは寝たらむ 風吹きとほせとて 畳広げて臥す 御達 東の廂にいとあまた寝たるべし 戸放ちつる童もそなたに入りて臥しぬれば とばかり空寝して 灯明かき方に屏...