例の御供に離れぬ惟 若紫10章05
原文 読み 意味
例の御供に離れぬ惟光なむ 故按察使大納言の家にはべりて もののたよりにとぶらひてはべりしかば かの尼上 いた ...
あはれのことやとぶ 若紫10章06
原文 読み 意味
あはれのことや とぶらふべかりけるを などか さなむとものせざりし 入りて消息せよ とのたまへば 人入れて案 ...
わざとかう立ち寄り 若紫10章07
原文 読み 意味
わざとかう立ち寄りたまへることと言はせたれば 入りて かく御とぶらひになむおはしましたる と言ふに おどろき ...
いとむつかしげには 若紫10章08
原文 読み 意味
いとむつかしげにはべれど かしこまりをだにとて ゆくりなう もの深き御座所になむ と聞こゆ げにかかる所は ...
常に思ひたまへ立ち 若紫10章09
原文 読み 意味
常に思ひたまへ立ちながら かひなきさまにのみもてなさせたまふに つつまれはべりてなむ 悩ませたまふこと 重く ...