乱り心地はいつとも 若紫10章10
原文 読み 意味
乱り心地は いつともなくのみはべるが 限りのさまになりはべりて いとかたじけなく 立ち寄らせたまへるに みづ ...
いと近ければ心細げ 若紫10章11
原文 読み 意味
いと近ければ 心細げなる御声絶え絶え聞こえて いと かたじけなきわざにもはべるかな この君だに かしこまりも ...
あはれに聞きたまひ 若紫10章12
原文 読み 意味
あはれに聞きたまひて 何か 浅う思ひたまへむことゆゑ かう好き好きしきさまを見えたてまつらむ いかなる契りに ...
いでやよろづ思し知 若紫10章13
原文 読み 意味
いでや よろづ思し知らぬさまに 大殿籠もり入りて など聞こゆる折しも あなたより来る音して 上こそ この寺に ...
いさ見しかば心地の 若紫10章14
原文 読み 意味
いさ 見しかば心地の悪しさなぐさみき とのたまひしかばぞかし と かしこきこと聞こえたりと思してのたまふ