月もなきころなれば 若紫03章07
原文 読み 意味
月もなきころなれば 遣水に篝火ともし 灯籠なども参りたり 南面いと清げにしつらひたまへり
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そらだきものいと心 若紫03章08
原文 読み 意味
そらだきもの いと心にくく薫り出で 名香の香など匂ひみちたるに 君の御追風いとことなれば 内の人びとも心づか ...
僧都世の常なき御物 若紫04章01
原文 読み 意味
僧都 世の常なき御物語 後世のことなど聞こえ知らせたまふ 我が罪のほど恐ろしう あぢきなきことに心をしめて ...
まして後の世のいみ 若紫04章02
原文 読み 意味
まして後の世のいみじかるべき 思し続けて かうやうなる住まひもせまほしうおぼえたまふものから 昼の面影心にか ...
うち笑ひてうちつけ 若紫04章03
原文 読み 意味
うち笑ひて うちつけなる御夢語りにぞはべるなる 尋ねさせたまひても 御心劣りせさせたまひぬべし 故按察使大納 ...