乳母はうしろめたな 若紫12章03
原文 読み 意味
乳母は うしろめたなうわりなしと思へど 荒ましう聞こえ騒ぐべきならねば うち嘆きつつゐたり
05194/難易度:☆☆☆
めのと/は うしろめたなう/わりなし/と/おもへ/ど あらましう/きこエ/さわぐ/べき/なら/ね/ば うち-なげき/つつ/ゐ/たり
乳母は、気が気でなくどうにもならないと思うが、荒々しく留め立てして騒ぐ時ではないので、つい嘆きながら座っていた。
乳母は うしろめたなうわりなしと思へど 荒ましう聞こえ騒ぐべきならねば うち嘆きつつゐたり
大構造と係り受け
古語探訪
うしろめたなう 05194
「うしろめたし」に「なし」がついた形で、強意表現。