阿弥陀仏ものしたま 若紫04章11
原文 読み 意味
阿弥陀仏ものしたまふ堂に することはべるころになむ 初夜 いまだ勤めはべらず 過ぐしてさぶらはむ とて 上りたまひぬ
05063/難易度:☆☆☆
あみだぶつ/ものし/たまふ/だう/に する/こと/はべる/ころ/に/なむ そや いまだ/つとめ/はべら/ず すぐし/て/さぶらは/む とて のぼり/たまひ/ぬ
「阿弥陀さまをおまつりする堂で、勤めをする時刻に早くも、初夜(そや)をまだ勤め上げておりません。すませてから参りましょう」といって、堂へのぼって行った。
阿弥陀仏ものしたまふ堂に することはべるころになむ 初夜 いまだ勤めはべらず 過ぐしてさぶらはむ とて 上りたまひぬ
大構造と係り受け
古語探訪
初夜 05063
朝三回、夜三回、計一日を六回、読経するが、夜の最初の読経が初夜。だいたい夜の八時前後とのこと。