僧都の御返りも同じ 若紫08章07
原文 読み 意味
僧都の御返りも同じさまなれば 口惜しくて 二 三日ありて 惟光をぞたてまつれたまふ
05127/難易度:☆☆☆
そうづ/の/おほむ-かへり/も/おなじ/さま/なれ/ば くちをしく/て に さむにち/あり/て これみつ/を/ぞ/たてまつれ/たまふ
僧都からのご返事も同様の趣旨なのでがっかりなさり、二三日経ってから、惟光を使者としてお立てになる。
僧都の御返りも同じさまなれば 口惜しくて 二 三日ありて 惟光をぞたてまつれたまふ
大構造と係り受け
古語探訪
僧都の御返りも 05127
「僧都にもものめかしたまふべし」とあり、尼君とは別に僧都へも紫のことを依頼する手紙を書き送っていたらしいのである。
たてまつれたまふ 05127
使者に立てること。