女君例のはひ隠れて 若紫07章06
原文 読み 意味
女君 例の はひ隠れて とみにも出でたまはぬを 大臣 切に聞こえたまひて からうして渡りたまへり
05114/難易度:☆☆☆
をむなぎみ れい/の はひ-かくれ/て とみ/に/も/いで/たまは/ぬ/を おとど せち/に/きこエ/たまひ/て からうして/わたり/たまへ/り
女君はいつもの、ひっそりと隠れてすぐにも出て来られないのを、大臣は熱心にお勧めなさって、どうにか君のもとへ渡って来られた。
女君 例の はひ隠れて とみにも出でたまはぬを 大臣 切に聞こえたまひて からうして渡りたまへり
大構造と係り受け
古語探訪
例の 05114
後ろの連体形(ここでは「出でたまはぬ」)と呼応する。
渡り 05114
対屋から回廊を渡って、光のもとに来た。