この若君幼な心地に 若紫06章20

2021-05-04

原文 読み 意味

この若君 幼な心地に めでたき人かな と見たまひて 宮の御ありさまよりも まさりたまへるかな などのたまふ

050106/難易度:☆☆☆

この/わかぎみ をさなごこち/に めでたき/ひと/かな と/み/たまひ/て みや/の/おほむ-ありさま/より/も まさり/たまへ/る/かな など/のたまふ

この若君は幼心に、すばらしい人だなとご覧になって、「父宮のお姿よりもすぐれていらっしゃるわ」などとおっしゃる。

この若君 幼な心地に めでたき人かな と見たまひて 宮の御ありさまよりも まさりたまへるかな などのたまふ

大構造と係り受け

古語探訪

この若君 05106

紫。

めでたき 05106

「愛でる」対象として甚だしいの意味。とてもすばらしいこと。

宮 05106

紫の父である兵部卿宮。

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