この若君幼な心地に 若紫06章20
原文 読み 意味
この若君 幼な心地に めでたき人かな と見たまひて 宮の御ありさまよりも まさりたまへるかな などのたまふ
050106/難易度:☆☆☆
この/わかぎみ をさなごこち/に めでたき/ひと/かな と/み/たまひ/て みや/の/おほむ-ありさま/より/も まさり/たまへ/る/かな など/のたまふ
この若君は幼心に、すばらしい人だなとご覧になって、「父宮のお姿よりもすぐれていらっしゃるわ」などとおっしゃる。
この若君 幼な心地に めでたき人かな と見たまひて 宮の御ありさまよりも まさりたまへるかな などのたまふ
大構造と係り受け
古語探訪
この若君 05106
紫。
めでたき 05106
「愛でる」対象として甚だしいの意味。とてもすばらしいこと。
宮 05106
紫の父である兵部卿宮。