何ごとぞや童女と腹 若紫02章07
原文 読み 意味
何ごとぞや 童女と腹立ちたまへるか とて 尼君の見上げたるに すこしおぼえたるところあれば 子なめり と見たまふ
05030/難易度:☆☆☆
なにごと/ぞ/や わらはべ/と/はらだち/たまへ/る/か とて あまぎみ/の/みあげ/たる/に すこし/おぼエ/たる/ところ/あれ/ば こ/な/めり と/み/たまふ
「何ごとです。子供たちとけんかをなさったか」と言って、尼君が見上げる際に、すこし似たところがあるので、娘であろうとお考えになる。
何ごとぞや 童女と腹立ちたまへるか とて 尼君の見上げたるに すこしおぼえたるところあれば 子なめり と見たまふ
大構造と係り受け
古語探訪
腹立ち 05030
けんかをすること。
おぼえたる 05030
似ている。