風すこし吹きやみた 若紫12章07
原文 読み 意味
風すこし吹きやみたるに 夜深う出でたまふも ことあり顔なりや
05198/難易度:☆☆☆
かぜ/すこし/ふき/やみ/たる/に よぶかう/いで/たまふ/も ことありがほ/なり/や
風がいくぶん吹き止んだので、明け方前の暗いうちにお帰りになるのも、情事があった様子である。
風すこし吹きやみたるに 夜深う出でたまふも ことあり顔なりや
大構造と係り受け
古語探訪
夜深う出で 05198
女のもとへ通う男が帰ってゆく様子。
ことあり顔 05198
性交渉があったかのような様子。