日高う寝起きたまひ 若紫15章13
原文 読み 意味
日高う寝起きたまひて 人なくて 悪しかめるを さるべき人びと 夕づけてこそは迎へさせたまはめ
とのた ...
君は御衣にまとはれ 若紫15章14
原文 読み 意味
君は御衣にまとはれて臥したまへるを せめて起こして かう 心憂くなおはせそ すずろなる人は かうはありなむや ...
御容貌はさし離れて 若紫15章15
原文 読み 意味
御容貌は さし離れて見しよりも 清らにて なつかしううち語らひつつ をかしき絵 遊びものども取りに遣はして ...
やうやう起きゐて見 若紫15章16
原文 読み 意味
やうやう起きゐて見たまふに 鈍色のこまやかなるが うち萎えたるどもを着て 何心なくうち笑みなどしてゐたまへる ...
東の対に渡りたまへ 若紫15章17
原文 読み 意味
東の対に渡りたまへるに 立ち出でて 庭の木立 池の方など覗きたまへば 霜枯れの前栽 絵に描けるやうにおもしろ ...