頭中将懐なりける笛 若紫06章15
原文 読み 意味
頭中将 懐なりける笛取り出でて 吹きすましたり 弁の君 扇はかなううち鳴らして 豊浦の寺の 西なるや と歌ふ ...
例の篳篥吹く随身笙 若紫06章16
原文 読み 意味
例の 篳篥吹く随身 笙の笛持たせたる好き者などあり
050102/難易度:☆☆☆
れ ...
僧都琴をみづから持 若紫06章17
原文 読み 意味
僧都 琴をみづから持て参りて これ ただ御手一つあそばして 同じうは 山の鳥もおどろかしはべらむ
と ...
飽かず口惜しと言ふ 若紫06章18
原文 読み 意味
飽かず口惜しと 言ふかひなき法師 童べも 涙を落としあへり まして 内には 年老いたる尼君たちなど まださら ...
僧都もあはれ何の契 若紫06章19
原文 読み 意味
僧都も あはれ 何の契りにて かかる御さまながら いとむつかしき日本の末の世に生まれたまへらむと見るに いと ...