御消息僧都のもとな 若紫06章10
原文 読み 意味
御消息 僧都のもとなる小さき童して
夕まぐれほのかに花の色を見て今朝は霞の立ちぞわづらふ ...
御返し まことにや 若紫06章11
原文 読み 意味
御返し
まことにや花のあたりは立ち憂きと霞むる空の気色をも見む
と よしある手の いとあて ...
御車にたてまつるほ 若紫06章12
原文 読み 意味
御車にたてまつるほど 大殿より いづちともなくて おはしましにけること とて 御迎への人びと 君達などあまた ...
頭中将左中弁さらぬ 若紫06章13
原文 読み 意味
頭中将 左中弁 さらぬ君達も慕ひきこえて かうやうの御供には 仕うまつりはべらむ と思ひたまふるを あさまし ...
岩隠れの苔の上に並 若紫06章14
原文 読み 意味
岩隠れの苔の上に並みゐて 土器参る 落ち来る水のさまなど ゆゑある滝のもとなり
050100/難 ...