めづらしきにこれも 夕顔13章03
原文 読み 意味
めづらしきに これもあはれ忘れたまはず 生けるかひなきや 誰が言はましことにか
空蝉の世は憂きもの ...
なほかのもぬけを忘 夕顔13章04
原文 読み 意味
なほ かのもぬけを忘れたまはぬを いとほしうもをかしうも思ひけり かやうに憎からずは 聞こえ交はせど け近く ...
かの片つ方は蔵人少 夕顔13章05
原文 読み 意味
かの片つ方は 蔵人少将をなむ通はす と聞きたまふ あやしや いかに思ふらむ と 少将の心のうちもいとほしく ...
少将のなき折に見す 夕顔13章06
原文 読み 意味
少将のなき折に見すれば 心憂しと思へど かく思し出でたるも さすがにて 御返り 口ときばかりをかことにて取ら ...
手は悪しげなるを紛 夕顔13章07
原文 読み 意味
手は悪しげなるを 紛らはし さればみて書いたるさま 品なし 火影に見し顔 思し出でらる
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