大殿我が御車にて迎 夕顔11章09
原文 読み 意味
大殿 我が御車にて迎へたてまつりたまひて 御物忌なにやと むつかしう慎ませたてまつりたまふ
04139/難易度:☆☆☆
おほとの わが/みくるま/にて/むかへ/たてまつり/たまひ/て おほむ-ものいみ/なに/や/と むつかしう/つつしま/せ/たてまつり/たまふ
左大臣は自分のお車で内裏まで出迎え申し上げなさって、やれ御物忌みとかやれ何だとか、いろいろうるさいほどに慎みをおさせ申し上げる。
大殿 我が御車にて迎へたてまつりたまひて 御物忌なにやと むつかしう慎ませたてまつりたまふ
大構造と係り受け
古語探訪
迎へたてまつりたまひ 04139
左大臣が光を参内した宮中に迎えにゆき、大臣の家に連れ帰ったことをいう。病後にすぐ宮仕えをはじめた光が心配でならなく、物忌みだとかなんとかいって、左大臣家から外に出さないのである。
むつかしう 04139
口うるさく。