翌朝すこし寝過ぐし 夕顔01章15
原文 読み 意味
翌朝 すこし寝過ぐしたまひて 日さし出づるほどに出でたまふ 朝明の姿は げに人のめできこえむも ことわりなる御さまなりけり
04015/難易度:☆☆☆
つとめて すこし/ね/すぐし/たまひ/て ひ/さし-いづる/ほど/に/いで/たまふ あさけ/の/すがた/は げに/ひと/の/めで/きこエ/む/も/ことわり/なる/おほむ-さま/なり/けり
翌朝、すこし寝過ごされて、日がさしのぼるころに出てゆかれる。朝帰りのお姿は、まことに、世間がほめちぎるのも当然のお美しさであった。
翌朝 すこし寝過ぐしたまひて 日さし出づるほどに出でたまふ 朝明の姿は げに人のめできこえむも ことわりなる御さまなりけり
大構造と係り受け
古語探訪
すこし寝すごしたまひて 04015
夜の営みの激しさを物語る。