右近はたかしかまし 夕顔14章10
原文 読み 意味
右近 はた かしかましく言ひ騒がむを思ひて 君も今さらに漏らさじと忍びたまへば 若君の上をだにえ聞かず あさ ...
君は夢をだに見ばや 夕顔14章11
原文 読み 意味
君は 夢をだに見ばや と 思しわたるに この法事したまひて またの夜 ほのかに かのありし院ながら 添ひたり ...
伊予介神無月の朔日 夕顔15章01
原文 読み 意味
伊予介 神無月の朔日ごろに下る 女房の下らむにとて 手向け心ことにせさせたまふ
04178/難易 ...
また内々にもわざと 夕顔15章02
原文 読み 意味
また 内々にもわざとしたまひて こまやかにをかしきさまなる櫛 扇多くして 幣などわざとがましくて かの小袿も ...
御使帰りにけれど小 夕顔15章03
原文 読み 意味
御使 帰りにけれど 小君して 小袿の御返りばかりは聞こえさせたり
蝉の羽もたちかへてける夏衣かへす ...