殿のうちの人足を空 夕顔11章06
原文 読み 意味
殿のうちの人 足を空にて思ひ惑ふ 内裏より 御使 雨の脚よりもけにしげし 思し嘆きおはしますを聞きたまふに ...
大殿も経営したまひ 夕顔11章07
原文 読み 意味
大殿も経営したまひて 大臣 日々に渡りたまひつつ さまざまのことをせさせたまふしるしにや 二十余日 いと重く ...
穢らひ忌みたまひし 夕顔11章08
原文 読み 意味
穢らひ忌みたまひしも 一つに満ちぬる夜なれば おぼつかながらせたまふ御心 わりなくて 内裏の御宿直所に参りた ...
大殿我が御車にて迎 夕顔11章09
原文 読み 意味
大殿 我が御車にて迎へたてまつりたまひて 御物忌なにやと むつかしう慎ませたてまつりたまふ
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我にもあらずあらぬ 夕顔11章10
原文 読み 意味
我にもあらず あらぬ世によみがへりたるやうに しばしはおぼえたまふ
04140/難易度:☆☆☆