入りたまへれば灯取 夕顔10章13
原文 読み 意味
入りたまへれば 灯取り背けて 右近は屏風隔てて臥したり いかにわびしからむと 見たまふ 恐ろしきけもおぼえず ...
手をとらへて我に今 夕顔10章14
原文 読み 意味
手をとらへて 我に 今一度 声をだに聞かせたまへ いかなる昔の契りにかありけむ しばしのほどに 心を尽くして ...
大徳たちも誰とは知 夕顔10章15
原文 読み 意味
大徳たちも 誰とは知らぬに あやしと思ひて 皆 涙落としけり
04123/難易度:☆☆☆ ...
右近をいざ二条へと 夕顔10章16
原文 読み 意味
右近を いざ 二条へ とのたまへど 年ごろ 幼くはべりしより 片時たち離れたてまつらず 馴れきこえつる人に ...
道理なれどさなむ世 夕顔10章17
原文 読み 意味
道理なれど さなむ世の中はある 別れと言ふもの 悲しからぬはなし とあるもかかるも 同じ命の限りあるものにな ...