04 夕顔15章

原文　読み　意味

さらに事なくしなせ　と　そのほどの作法のたまへど　何か　ことことしくすべきにもはべらず　とて立つが　いと悲し ...

原文　読み　意味

御心地かきくらし　いみじく堪へがたければ　かくあやしき道に出で立ちても　危かりし物懲りに　いかにせむと思しわ ...

原文　読み　意味

道遠くおぼゆ　十七日の月さし出でて　河原のほど　御前駆の火もほのかなるに　鳥辺野の方など見やりたるほどなど　 ...

原文　読み　意味

辺りさへすごきに　板屋のかたはらに堂建てて行へる尼の住まひ　いとあはれなり　御燈明の影　ほのかに透きて見ゆ　 ...

原文　読み　意味

清水の方ぞ　光多く見え　人のけはひもしげかりける　この尼君の子なる大徳の声尊くて　経うち読みたるに　涙の残り ...