さいへど年うちねび 夕顔08章04
原文 読み 意味
さいへど 年うちねび 世の中のとあることと しほじみぬる人こそ もののをりふしは頼もしかりけれ いづれもいづ ...
さてこれより人少な 夕顔08章05
原文 読み 意味
さて これより人少ななる所はいかでかあらむ とのたまふ げに さぞはべらむ かの故里は 女房などの 悲しびに ...
この人をえ抱きたま 夕顔08章06
原文 読み 意味
この人をえ抱きたまふまじければ 上蓆におしくくみて 惟光乗せたてまつる いとささやかにて 疎ましげもなく ら ...
人びといづこよりお 夕顔09章01
原文 読み 意味
人びと いづこより おはしますにか なやましげに見えさせたまふ など言へど 御帳の内に入りたまひて 胸をおさ ...
御頭も痛く身も熱き 夕顔09章02
原文 読み 意味
御頭も痛く 身も熱き心地して いと苦しく 惑はれたまへば かくはかなくて 我もいたづらになりぬるなめり と思 ...