惟光が兄の阿闍梨婿 夕顔01章06
原文 読み 意味
惟光が兄の阿闍梨 婿の三河守 娘など 渡り集ひたるほどに かくおはしましたる喜びを またなきことにかしこまる ...
子どもはいと見苦し 夕顔01章07
原文 読み 意味
日ごろ おこたりがたくものせらるるを 安からず嘆きわたりつるに かく 世を離るるさまにものしたまへば いとあ ...
君はいとあはれと思 夕顔01章08
原文 読み 意味
君は いとあはれと思ほして いはけなかりけるほどに 思ふべき人びとのうち捨ててものしたまひにけるなごり 育む ...
修法などまたまた始 夕顔01章09
原文 読み 意味
修法など またまた始むべきことなど掟てのたまはせて 出でたまふとて 惟光に紙燭召して ありつる扇御覧ずれば ...
惟光にこの西なる家 夕顔01章10
原文 読み 意味
惟光に この西なる家は何人の住むぞ 問ひ聞きたりや とのたまへば 例のうるさき御心とは思へども えさは申さで ...