いとうたて乱り心地 夕顔07章10
原文 読み 意味
いとうたて 乱り心地の悪しうはべれば うつぶし臥してはべるや 御前にこそわりなく思さるらめ と言へば そよ ...
紙燭持て参れり右近 夕顔07章11
原文 読み 意味
紙燭持て参れり 右近も動くべきさまにもあらねば 近き御几帳を引き寄せて なほ持て参れ とのたまふ 例ならぬこ ...
昔の物語などにこそ 夕顔07章12
原文 読み 意味
昔の物語などにこそ かかることは聞け と いとめづらかにむくつけけれど まづ この人いかになりぬるぞ と思ほ ...
言はむかたなし頼も 夕顔07章13
原文 読み 意味
言はむかたなし 頼もしく いかにと言ひ触れたまふべき人もなし 法師などをこそは かかる方の頼もしきものには思 ...
右近はただあなむつ 夕顔07章14
原文 読み 意味
右近は ただ あな むつかし と思ひける心地みな冷めて 泣き惑ふさま いといみじ
04090/難 ...