御車入れさせて西の 夕顔06章04
原文 読み 意味
御車入れさせて 西の対に御座などよそふほど 高欄に御車ひきかけて立ちたまへり 右近 艶なる心地して 来し方の ...
御供に人もさぶらは 夕顔06章05
原文 読み 意味
御供に人もさぶらはざりけり 不便なるわざかな とて むつましき下家司にて 殿にも仕うまつる者なりければ 参り ...
御粥など急ぎ参らせ 夕顔06章06
原文 読み 意味
御粥など急ぎ参らせたれど 取り次ぐ御まかなひうち合はず まだ知らぬことなる御旅寝に 息長川と契りたまふことよ ...
日たくるほどに起き 夕顔06章07
原文 読み 意味
日たくるほどに起きたまひて 格子手づから上げたまふ いといたく荒れて 人目もなくはるばると見渡されて 木立い ...
けうとくもなりにけ 夕顔06章08
原文 読み 意味
けうとくもなりにける所かな さりとも 鬼なども我をば見許してむ とのたまふ
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