人の思ひよらぬこと 末摘花02章22
原文 読み 意味
人の思ひよらぬことよ と憎む憎む
里わかぬかげをば見れどゆく月のいるさの山を誰れか尋ぬる
まことはかやうの御 末摘花02章23
原文 読み 意味
まことは かやうの御歩きには 随身からこそはかばかしきこともあるべけれ 後らさせたまはでこそあらめ やつれた ...
かうのみ見つけらる 末摘花02章24
原文 読み 意味
かうのみ見つけらるるを ねたしと思せど かの撫子はえ尋ね知らぬを 重き功に 御心のうちに思し出づ
おのおの契れる方に 末摘花03章01
原文 読み 意味
おのおの契れる方にも あまえて え行き別れたまはず 一つ車に乗りて 月のをかしきほどに雲隠れたる道のほど 笛 ...
前駆なども追はせた 末摘花03章02
原文 読み 意味
前駆なども追はせたまはず 忍び入りて 人見ぬ廊に御直衣ども召して 着替へたまふ
06030/難易 ...