かしこには文をだに 末摘花06章05
原文 読み 意味
かしこには 文をだにと いとほしく思し出でて 夕つ方ぞありける
06076/難易度:☆☆☆
雨降り出でてところ 末摘花06章06
原文 読み 意味
雨降り出でて ところせくもあるに 笠宿りせむと はた 思されずやありけむ かしこには 待つほど過ぎて 命婦も ...
正身は御心のうちに 末摘花06章07
原文 読み 意味
正身は 御心のうちに恥づかしう思ひたまひて 今朝の御文の暮れぬれど なかなか 咎とも思ひわきたまはざりけり
夕霧の晴るるけし 末摘花06章08
原文 読み 意味
夕霧の晴るるけしきもまだ見ぬにいぶせさそふる宵の雨かな
雲間待ち出でむほど いかに心もとなう とあ ...
おはしますまじき御 末摘花06章09
原文 読み 意味
おはしますまじき御けしきを 人びと胸つぶれて思へど なほ 聞こえさせたまへ と そそのかしあへれど いとど思 ...