君は人の御ほどを思 末摘花05章13
原文 読み 意味
君は 人の御ほどを思せば されくつがへる今様のよしばみよりは こよなう奥ゆかしう と思さるるに いたうそその ...
年ごろ思ひわたるさ 末摘花05章14
原文 読み 意味
年ごろ思ひわたるさまなど いとよくのたまひつづくれど まして近き御答へは絶えてなし わりなのわざや と うち ...
いくそたび君がし 末摘花05章15
原文 読み 意味
いくそたび君がしじまにまけぬらむものな言ひそと言はぬ頼みに
のたまひも捨ててよかし 玉だすき苦し ...
女君の御乳母子侍従 末摘花05章16
原文 読み 意味
女君の御乳母子 侍従とて はやりかなる若人 いと心もとなう かたはらいたし と思ひて さし寄りて 聞こゆ
ほどよりはあまえて 末摘花05章17
原文 読み 意味
ほどよりはあまえて と聞きたまへど めづらしきが なかなか口ふたがるわざかな
言はぬをも言ふにまさ ...