簀子などは便なうは 末摘花05章08
原文 読み 意味
簀子などは便なうはべりなむ おしたちて あはあはしき御心などは よも など いとよく言ひなして 二間の際なる ...
いとつつましげに思 末摘花05章09
原文 読み 意味
いとつつましげに思したれど かやうの人にもの言ふらむ心ばへなども 夢に知りたまはざりければ 命婦のかう言ふを ...
若き人二三人あるは 末摘花05章10
原文 読み 意味
若き人 二 三人あるは 世にめでられたまふ御ありさまを ゆかしきものに思ひきこえて 心げさうしあへり よろし ...
男はいと尽きせぬ御 末摘花05章11
原文 読み 意味
男は いと尽きせぬ御さまを うち忍び用意したまへる御けはひ いみじうなまめきて 見知らむ人にこそ見せめ 栄え ...
わが常に責められた 末摘花05章12
原文 読み 意味
わが常に責められたてまつる罪さりごとに 心苦しき人の御もの思ひや出でこむ など やすからず思ひゐたり ...