なほ世にある人のあ 末摘花04章04
原文 読み 意味
なほ世にある人のありさまを おほかたなるやうにて聞き集め 耳とどめたまふ癖のつきたまへるを さうざうしき宵居 ...
父親王おはしける折 末摘花04章05
原文 読み 意味
父親王おはしける折にだに 旧りにたるあたりとて おとなひきこゆる人もなかりけるを まして 今は浅茅分くる人も ...
命婦はさらばさりぬ 末摘花04章06
原文 読み 意味
命婦は さらば さりぬべからむ折に 物越しに聞こえたまはむほど 御心につかずは さても止みねかし また さる ...
八月二十余日宵過ぐ 末摘花05章01
原文 読み 意味
八月二十余日 宵過ぐるまで待たるる月の心もとなきに 星の光ばかりさやけく 松の梢吹く風の音心細くて いにしへ ...
いとよき折かなと思 末摘花05章02
原文 読み 意味
いとよき折かな と思ひて 御消息や聞こえつらむ 例のいと忍びておはしたり
06050/難易度:☆ ...