らうらうじうかどめ 末摘花03章13
原文 読み 意味
らうらうじう かどめきたる心はなきなめり いと子めかしうおほどかならむこそ らうたくはあるべけれ と思し忘れ ...
瘧病みにわづらひた 末摘花03章14
原文 読み 意味
瘧病みにわづらひたまひ 人知れぬもの思ひの紛れも 御心のいとまなきやうにて 春夏過ぎぬ
0604 ...
秋のころほひ静かに 末摘花04章01
原文 読み 意味
秋のころほひ 静かに思しつづけて かの砧の音も耳につきて聞きにくかりしさへ 恋しう思し出でらるるままに 常陸 ...
いかなるやうぞいと 末摘花04章02
原文 読み 意味
いかなるやうぞ いとかかる事こそ まだ知らね と いとものしと思ひてのたまへば いとほしと思ひて
も ...
それこそは世づかぬ 末摘花04章03
原文 読み 意味
それこそは世づかぬ事なれ 物思ひ知るまじきほど 独り身をえ心にまかせぬほどこそ ことわりなれ 何事も思ひしづ ...