ただ梅の花の色のご 末摘花09章16
原文 読み 意味
ただ梅の花の色のごと 三笠の山のをとめをば捨てて と 歌ひすさびて出でたまひぬるを 命婦は いとをかし と思 ...
あらず寒き霜朝に掻 末摘花09章17
原文 読み 意味
あらず 寒き霜朝に 掻練好める花の色あひや見えつらむ 御つづしり歌のいとほしき と言へば あながちなる御こと ...
御返りたてまつりた 末摘花09章18
原文 読み 意味
御返りたてまつりたれば 宮には 女房つどひて 見めでけり
06148/難易度:☆☆☆
逢はぬ夜をへだつ 末摘花09章19
原文 読み 意味
逢はぬ夜をへだつるなかの衣手に重ねていとど見もし見よとや
白き紙に 捨て書いたまへるしもぞ なかな ...
晦日の日夕つ方かの 末摘花09章20
原文 読み 意味
晦日の日 夕つ方 かの御衣筥に 御料とて人のたてまつれる御衣一領 葡萄染の織物の御衣 また山吹か何ぞ いろい ...