06 末摘花11章– category –
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06 末摘花11章
頼もしき人なき御あ/末摘花08-15
原文 読み 意味 頼もしき人なき御ありさまを 見そめたる人には 疎からず思ひむつびたまはむこそ 本意ある心地すべけれ ゆるしなき御けしきなれば つらう など ことつけて 朝日さす軒の垂氷は解けながらなどかつららの結ぼほるらむとのたまへど ... -
06 末摘花11章
御車寄せたる中門の/末摘花08-16
原文 読み 意味 御車寄せたる中門の いといたうゆがみよろぼひて 夜目にこそ しるきながらもよろづ隠ろへたること多かりけれ いとあはれにさびしく荒れまどへるに 松の雪のみ暖かげに降り積める 山里の心地して ものあはれなるを かの人びとの言... -
06 末摘花11章
橘の木の埋もれたる/末摘花08-17
原文 読み 意味 橘の木の埋もれたる 御随身召して払はせたまふ うらやみ顔に 松の木のおのれ起きかへりて さとこぼるる雪も 名に立つ末の と見ゆるなどを いと深からずとも なだらかなるほどにあひしらはむ人もがな と見たまふ 06123/難易度:... -
06 末摘花11章
御車出づべき門はま/末摘花08-18
原文 読み 意味 御車出づべき門は まだ開けざりければ 鍵の預かり尋ね出でたれば 翁のいといみじきぞ出で来たる 娘にや 孫にや はしたなる大きさの女の 衣は雪にあひて煤けまどひ 寒しと思へるけしき 深うて あやしきものに火をただほのかに入... -
06 末摘花11章
降りにける頭の雪/末摘花08-19
原文 読み 意味 降りにける頭の雪を見る人も劣らず濡らす朝の袖かな幼き者は形蔽れず とうち誦じたまひても 鼻の色に出でて いと寒しと見えつる御面影 ふと思ひ出でられて ほほ笑まれたまふ 06125/難易度:☆☆☆ ふり/に/ける/かしら/の/ゆき/を...