これをいかでかはか 末摘花09章06
原文 読み 意味
これを いかでかは かたはらいたく思ひたまへざらむ されど 朔日の御よそひとて わざとはべるめるを はしたな ...
引き籠められなむは 末摘花09章07
原文 読み 意味
引き籠められなむは からかりなまし 袖まきほさむ人もなき身にいとうれしき心ざしにこそは とのたまひて ことに ...
心を尽くして詠み出 末摘花09章08
原文 読み 意味
心を尽くして詠み出でたまひつらむほどを思すに いともかしこき方とは これをも言ふべかりけり と ほほ笑みて見 ...
今様色のえゆるすま 末摘花09章09
原文 読み 意味
今様色の えゆるすまじく艶なう古めきたる直衣の 裏表ひとしうこまやかなる いとなほなほしう つまづまぞ見えた ...
なつかしき色とも 末摘花09章10
原文 読み 意味
なつかしき色ともなしに何にこのすゑつむ花を袖に触れけむ
色濃き花と見しかども など 書きけがしたま ...