父の大輔の君は他に 末摘花02章07
原文 読み 意味
父の大輔の君は他にぞ住みける ここには時々ぞ通ひける 命婦は 継母のあたりは住みもつかず 姫君の御あたりをむ ...
のたまひしもしるく 末摘花02章08
原文 読み 意味
のたまひしもしるく 十六夜の月をかしきほどにおはしたり
06012/難易度:☆☆☆
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いとかたはらいたき 末摘花02章09
原文 読み 意味
いと かたはらいたきわざかな ものの音澄むべき夜のさまにもはべらざめるに と聞こゆれど なほ あなたにわたり ...
よき折かなと思ひて 末摘花02章10
原文 読み 意味
よき折かな と思ひて 御琴の音 いかにまさりはべらむと 思ひたまへらるる夜のけしきに 誘はれはべりてなむ 心 ...
ほのかに掻き鳴らし 末摘花02章11
原文 読み 意味
ほのかに掻き鳴らしたまふ をかしう聞こゆ 何ばかり深き手ならねど ものの音がらの筋ことなるものなれば 聞きに ...