さまざまに人悪ろき 末摘花07章06
原文 読み 意味
さまざまに人悪ろきことどもを 愁へあへるを聞きたまふも かたはらいたければ たちのきて ただ今おはするやうに ...
そそやなど言ひて火 末摘花07章07
原文 読み 意味
そそや など言ひて 火とり直し 格子放ちて入れたてまつる
06102/難易度:☆☆☆
侍従は斎院に参り通 末摘花07章08
原文 読み 意味
侍従は 斎院に参り通ふ若人にて この頃はなかりけり いよいよあやしうひなびたる限りにて 見ならはぬ心地ぞする ...
いとど愁ふなりつる 末摘花07章09
原文 読み 意味
いとど 愁ふなりつる雪 かきたれいみじう降りけり 空の気色はげしう 風吹き荒れて 大殿油消えにけるを ともし ...
かのものに襲はれし 末摘花07章10
原文 読み 意味
かの ものに襲はれし折思し出でられて 荒れたるさまは劣らざめるを ほどの狭う 人気のすこしあるなどに慰めたれ ...