御歌もこれよりのは 末摘花09章22
原文 読み 意味
御歌も これよりのは 道理聞こえて したたかにこそあれ 御返りは ただをかしき方にこそ など 口々に言ふ
06152/難易度:☆☆☆
おほむ-うた/も これ/より/の/は ことわり/きこエ/て したたか/に/こそ/あれ おほむ-かへり/は ただ/をかしき/かた/に/こそ など くちぐち/に/いふ
姫様のお歌にしても、これよりは、理屈が通って、みっちり詰まったものでしたが、お返しの方はただ風情が勝るだけでなど口々に評する。
御歌も これよりのは 道理聞こえて したたかにこそあれ 御返りは ただをかしき方にこそ など 口々に言ふ
大構造と係り受け
古語探訪
したたかに 06152
「をかしきかた」の反意語。内容がしっかりしていること。