わざとの御学問はさ 桐壺08章13
耳からの情報伝達;立ち現れる〈モノ〉
語りの対象:光源氏/語り手
中断型:A|B|C→D:A、B、C→D
《わざとの御学問はさるものにて》A
漢詩文など正式な学問はもとより、
《琴笛の音にも雲居を響かし》B
琴や笛の音色でも評判は宮中に響き渡り、
《すべて言ひ続けば・ことごとしううたてぞなりぬべき人の 御さまなりける》C・D
美点をすべて並べつづけると仰々しく疎ましく思えてしまうそんなご様子でした。
- 〈直列型〉→:修飾 #:倒置
- 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
- 〈中断型〉//:挿入 |:文終止・中止法
- 〈反復型〉~AX:Aの言換えX ,AB:Aの同格B
- 〈分配型〉A→B*A→C
A→B:AはBに係る
Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
※係り受けは主述関係を含む
※直列型は、全型共通のため単独使用に限った