A：解釈を決定づける基幹語

光源氏は「さしもあだめき目馴れたるうちつけの好き好きしさなどは好ましからぬ御本性/02-004」とあるので、光と頭中将は女性 ...

光源氏が「いといたく世を憚りまめだちたまひける/02-002」性格であるのと対照的に、やや軽い性格に設定されている点を見逃し ...

文構造としては、「心安く」で切る読み方（連用中止法）と、「振る舞ひたり」にかける連用修飾の二つの読み方が可能である。連用中止 ...

藤壺への倫ならぬ恋情に精神をすっかりすりへらしてしまうこと。

忍ぶの乱れやと　疑ひきこゆることもありしか

『伊勢物語』初段（伊勢物語全講　初冠参照）の「春日野の若紫のすりごろもしのぶの乱れ限り知られず」という歌を下に敷く。「春日野 ...