なれなれしくふるまひたり なれなれしく振る舞ひたり 馴れ馴れしく振る舞ひたり なれなれしくふるまいたり なれなれしく振る舞いたり 馴れ馴れしく振る舞いたり 02-006

2021-05-18

光源氏が「いといたく世を憚りまめだちたまひける/02-002」性格であるのと対照的に、やや軽い性格に設定されている点を見逃してはならない。このあと展開される雨夜の品定めも、この点を考慮に入れて読む必要がある。


宮腹の中将は なかに親しく馴れきこえたまひて 遊び戯れをも 人よりは心安く なれなれしく振る舞ひたり

皇女腹の頭中将は中でも若君に親しくお慣れ申して、公の催しや私的な座興の場でも他の人よりは心安く馴れ馴れしく振る舞っていた。

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