こころやすく 02-006

2020-02-16こころ・心

文構造としては、「心安く」で切る読み方(連用中止法)と、「振る舞ひたり」にかける連用修飾の二つの読み方が可能である。連用中止と考えると、頭中将と光源氏は心安かったことが既定の事実となり、修飾語であれば頭中将は光源氏に対して心安く接したが、光源氏の方からも心安かったかどうかは不明となる。どちらがよいかは、頭中将と光源氏の関係をどうとらえるか、物語全体に関わる問題である。わたしは光源氏は頭中将に心を開くことはなかったと考えるので、中止法の読み方は採用できない。

2020-02-16こころ・心

Posted by 管理者