そのかたをとりいでむえらび その方を取り出でむ選び えらぶ 選ぶ 02-018
手紙の上手な人を決める選択と解釈されているが、ナンセンスである。頭中将の発言のテーマは、(妻として)非の打ち所のない女は探し ...
ただうはべばかりのなさけ ただうはべばかりの情け ただうわべばかりのなさけ ただうわべばかりの情け 02-018
うわべの愛情の意味。風流気取りの意味ではない。「はかなきついでの情け/02-057」(左馬頭)、「うはべの情け/02-064 ...
やむごとなくせちにかくしたまふべきなど やむごとなくせちに隠したまふべきなど やむごとなし やんごとなし 02-013
これは六条の御息所の手紙や、特に藤壺の宮の手紙を示唆する。もちろんそれらの女性と光源氏が道ならぬ恋にあることを、頭中将は何も ...
かくしあへず 隠しあへず かくしあえず 隠しあえず 02-008
「あふ」には「お互い……しあう」の意味と、「最後までずっと……する」の二つの意味がある。どちらの意味で解釈するかにより、二人 ...
わがかたのしつらひ わが方のしつらひ わがかたのしつらい わが方のしつらい しつらふ しつらう 02-008
諸注「自分の部屋の飾り立て」と解釈する。「しつらひ」は一般に室内の設備配置の意味ではあるが、ここは「しつらふ」の名詞化であり ...